沖縄人狼ルール
「人狼」とは、市民チームと人狼チームの2つに分かれたプレイヤーたちが、それぞれのチームの勝利を目指して戦う会話型心理ゲームです。
世界中で遊ばれている「人狼ゲーム」が沖縄版となって新登場!
「シーサー」や「ユタ」など、沖縄ならではのキャラクターたちが登場します。
役職カードの説明
ゲームの準備
①今回のゲームで使用する役職カードを決めます。
役職の組み合わせによって、まったく違ったゲーム展開を楽しむことができます。下記の組み合わせ以外にも、状況に応じて組み合わせを変えると面白いでしょう。何人で遊ぶ場合でも、人狼を必ず1枚は入れてください。
オススメの組み合わせ
・5人で遊ぶ場合…人狼1、うちなーんちゅ2、おばぁ1、司会者1
・6人で遊ぶ場合…人狼1、うちなーんちゅ3、おばぁ1、司会者1
・7人で遊ぶ場合…人狼2、うちなーんちゅ2、おばぁ1、シーサー1、司会者1
・8人で遊ぶ場合…人狼2、うちなーんちゅ3、おばぁ1、シーサー1、司会者1
・9人で遊ぶ場合…人狼2、うちなーんちゅ3、おばぁ1、シーサー1、ないちゃー1、司会者1
・10人で遊ぶ場合…人狼2、うちなーんちゅ3、おばぁ1、シーサー1、ユタ1、ないちゃー1、司会者1
*11人以上の場合は、人狼かうちなーんちゅの数を増やしてください。
②司会者を1人決めます。
司会者は、人狼チームでも市民チームでもなく、ゲームの進行役を務めます。
直接ゲームには参加しませんが、各役職が能力を使用した際にその結果を伝えたり、議論の場を仕切ったりする重要な役割です。
司会者は、進行用にメモ用紙と筆記具を用意しましょう。
③司会者は、今回のゲームで使用するカードを自分以外のプレイヤーに裏向きで1枚ずつ配ります。
プレイヤーはほかの人に見られないように自分の役職を確認して、カードを伏せます。
④司会者は、プレイヤー全員を見渡せる位置に移動して、ハンドサインなどのゲームに関する決まりごとを確認します。
確認を終えたら、ゲームを開始します。
ゲームの進行
ゲームの流れ ①司会者による役職確認→②最初の昼(議論)→③夜(活動)→④昼(議論)→以降③④のくり返し
①司会者による役職確認
1.司会者の「夜が更けました。みなさん目を閉じてください。これから役職確認を行います」の合図で、プレイヤーは全員目を閉じます。
2.司会者は「○○(役職名)の人は、そっと目を開けてください」と声をかけ、下記の順番に役職者を目覚めさせます。自分の役職を呼ばれた人は目を開けて、司会者にアイコンタクトで自分がその役職であることを伝えます。人狼が複数いる場合は、人狼同士もお互いを確認しあってください。この時、周りの人に自分の役職が悟られてしまわないように、決して声は出さないでください。司会者は役職とプレイヤー名を記入したら、「目を閉じてください」と声をかけ、役職者はその合図に従って目を閉じます。
役職確認の順番
1.シーサー→2.人狼→3.おばぁ→4.ユタ→5.ないちゃー
②最初の昼
1.司会者の「朝になりました。みなさん目を開けてください」の合図で、プレイヤーは全員目を開けます。
2.司会者の「それでは議論をして町に紛れ込んだ人狼を見つけ出してください。議論の時間は○分です。○分が経過したら議論を終了して投票を行い、今日追放するプレイヤーを1人決定します。それでは、議論をスタートしてください」の合図で、プレイヤーは誰が人狼なの
かを制限時間内に議論します。議論の時、必ずしも本当のことを言う必要はありません。自
分のチームが勝利するために、嘘をつくことも有効な作戦です。特に人狼チームは、人間をいかに欺くかが勝利のカギとなります。
議論の制限時間の目安
4人の場合→3分
5人の場合→4分
6人以上の場合→5分
ヒント…議論の場では、自分の役割を明かしてもかまいませんし、嘘をついてもかまいません。会話の中からヒントを得るゲームなので、あまり黙っていると、周りの人から人狼の疑いをかけられてしまうかもしれません。議論の場に自然に溶け込み、うまく自分に疑いの目が向けられないように振る舞いましょう。
3.制限時間を迎えたら、司会者の「時間になりました。議論を終了してください。それでは、今日追放するプレイヤーを決定します」の合図で、議論を中止します。各自、追放したい人を1人決めて、司会者の「それぞれ、人狼だと思う人を一斉に指差してください。せーの」のかけ声の後で、追放したい人を指差します。その結果、一番多く票を集めたプレイヤーがその場で追放されます。司会者は「今日、追放されたのは○○さんです。○○さんは今後、議論などに一切参加できません」と追放者を発表します。
追放されたプレイヤーは脱落となり、今後議論などに参加することはできません(カードは伏せたままで、役職名は明かされません)。ヒントとなるような行動や表情に気をつけながら、今後のゲームの成り行きを密かに楽しんでください。
③夜
1.司会者の「夜が更けました。みなさん目を閉じてください」の合図で、残っているプレイヤーは全員目を閉じます。
2.司会者は、下記の順番で役職毎に能力を使用させます。司会者の「○○(役職名)の人は、そっと目を開けてください」の合図で、自分の役職を呼ばれた人は目を開け、司会者の指示に従って活動します。意思疎通はジェスチャーアイコンタクトで行い、決して声は出さないでください。活動を終えたら、司会者の「目を閉じてください」の指示に従って目を閉じます。
能力の順番と司会者の台詞
⑴シーサー 「シーサーは、今夜守りたいプレイヤーを1人選んでください。ただし、自分自身を守ったり、二夜続けて同じ人物を守ったりはできません」
*守りたい人を指差しなどで選んでもらい、結果をメモ用紙に記入します。
⑵人狼 「人狼は、今夜襲撃したいプレイヤーを1人選んでください」
*襲撃したい人を指差しなどで選んでもらい、結果をメモ用紙に記入します。
*人狼が複数いる場合でも、襲撃する人間は1人です。人狼同士、アイコンタクトやジェスチャーで襲う人を1人選んでください。
⑶おばぁ 「おばぁは、今夜予言したいプレイヤーを1人選んでください。
その人は、この役職です(ハンドサイン)」
*正体を見たい人を指差しで選んでもらい、人間か人狼かをハンドサインで伝えます。
⑷ユタ 「今日の昼間に追放された人はこの役職でした(ハンドサイン)」
*先ほど追放されたプレイヤーが、人間か人狼かをハンドサインで伝えます。
すでに該当役職のプレイヤーが追放、襲撃されていて不在でも、使用している全ての役職についてはまだ存在しているかのように呼び出して、処理を行っているように演じてください(間をあけるなど)。
④昼
1.司会者の「朝になりました。みなさん目を開けてください」の合図で、プレイヤーは全員目を開けます。その後、司会者から昨晩の犠牲者の名前が告げられます。名前を告げられたプレイヤーは脱落となり、今後議論などに参加することはできません。
司会者の台詞
夜の犠牲者がいた場合 「昨晩の犠牲者は○○さんでした。○○さんは輪の中から外れ、今後一切議論などに参加することができません」
夜の犠牲者がいなかった場合(人狼がシーサーと同プレイヤーを選び、襲撃が失敗した時) 「昨晩の犠牲者はいませんでした」
2.残ったプレイヤーで再び、誰が人狼なのかを議論します。時間は残っているプレイヤーに応じて短くするとよいでしょう。
3.制限時間を迎えたら、プレイヤーは議論を中止します。各自、その日に追放したい人を決めて、司会者の「せーの」の掛け声の後で、一斉に追放したい人を指さします。
結果、一番多く票を集めたプレイヤーが追放されます。
以降、ゲームの決着がつくまで、③「夜」→④「昼」をくり返します
ヒント…③「夜」以降は、おばぁがプレイヤーが人間か人狼かを知ったり、人狼による犠牲者が出たりと、情報が増えていきます。「あの人が襲われたのはなぜ?」など、前日の議論の情報も併せて、誰が人狼なのかを推理しましょう。
勝敗
下記の状況になったら、司会者はゲームの終了を宣言してください。
ゲーム終了の告知は、全員が目を覚ましている昼に行われます。
市民チームの勝利条件…すべての人狼を追放したとき。
「人狼は全員追放されました。市民チームの勝利です!」
人狼チームの勝利条件…残っている人間の数が、残っている人狼と同数になったとき。
「人狼の襲撃により町は滅びました。人狼チームの勝利です!」
※「ないちゃー」は人狼チームですが、人間としてカウントされます。
※「ないちゃー」は人狼チームが勝利した場合、自身も勝者となります。市民チームが勝利した場合、人狼チーム同様に敗者となります。
ゲームの進行(4人プレイの場合)
4人プレイの場合、司会者もゲームに参加し、夜の襲撃は1度しか行われません。
まず司会者を1人決めます。司会者は人狼カード1枚とうちなーんちゅカード3枚をよく混ぜ、自身を含めた全プレイヤーに裏向きで1枚ずつ配ります。プレイヤーはほかの人に見られないように自分の役職を確認して、カードを伏せます。
ゲームの流れ ①最初の昼(議論)→②夜(活動)→③昼(議論)
①最初の昼
1.プレイヤーは、だれが人狼なのかを制限時間内に議論します。議論の時間は1~2分がよいでしょう。
2.制限時間を迎えたら、プレイヤーは議論を中止します。この議論ではだれも追放しません。
②夜
1.司会者の「夜が更けました。皆さん目を閉じてください」の合図で、司会者を含めた全プレイヤーは目を閉じます。
2.司会者は目を閉じたまま「人狼は、そっと目を開けてください。だれか1人襲う人を選んで、その人のカードを表に返してください。10、9……3、2、1。人狼は目を閉じてください」と言います。人狼は司会者のカウントダウンが終わるまでに活動をします。この時、周りの人に動作が悟られてしまわないように注意してください。
*司会者が人狼の場合は、司会の台詞を言いながら、周りに悟られないようにうまく活動しましょう。
③昼
1.司会者の「朝になりました。みなさん目を開けてください」の合図で、プレイヤーは全員目を開けます。カードを表に返されている人が昨晩の犠牲者です。犠牲者は、今後議論などに参加することはできません。ヒントとなるような行動や表情に気をつけましょう。
2.残っているプレイヤーは再び、だれが人狼なのかを制限時間内に議論します。議論の時間は3分くらいがよいでしょう。
3.制限時間を迎えたら、プレイヤーは議論を中止します。各自、その日に追放したい人を決めて、司会者の「せーの」の掛け声の後で、一斉に追放したい人を指さします。結果、一番多く票を集めたプレイヤーが追放されます。追放されたプレイヤーは、自分のカードを表に返して役職を明かします。
勝敗
追放されたプレイヤーが人狼だった場合、市民チームの勝利。
追放されたプレイヤーが市民だった場合、人狼チームの勝利。
ゲームに慣れてきたら、おばぁを入れてもよいでしょう。おばぁは夜のターンで、司会者の指示に従い、だれか1人のカードをそっとめくって確認をしたら、元のように伏せてください。
オプションルール
・襲撃あるいは追放された人の役職を公開する
襲撃あるいは追放されたプレイヤーの役職を公開しながらゲームを進行します。この場合、ユタは外してプレイしてください。
・おばぁが「司会者による役職確認」の時に能力を使用する
司会者による役職確認の時に、おばぁはだれか1人を占うことができます。このルールは、7人以上で遊ぶ場合の採用をオススメします。
Q&A
Q.追放の投票の際に、最多票が同数だった場合どうすればいいですか?
A.最多票の人だけを対象として、再度投票を行います。
Q.おばぁが襲撃あるいは追放されてしまったことはわかるのですか?
A.いいえ。司会者は毎晩、おばぁがいなくても「おばぁは目を開けてください」と言いますので、いなくなっているかはわかりません。(シーサー・ユタも同様)
Q.シーサーが人狼の襲撃を防いだ場合、どうなるのですか?
A.司会者が「昨夜、襲撃された人はいませんでした」と告げ、夜の犠牲者は出ないまま昼になります。
Q.ないちゃーはおばぁ、ユタに占われるとどうなりますか?
A.司会者が「人間」というハンドサインを出します。